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2008年10月 1日 (水)

当局の心配は資金繰り不安

昨今の為替市場の変動は非常に激しい。

9月30日の値動きも、ドル円で103円50銭から106円52銭の上下3円幅の間で動いた。ポンド円は4円(190.95~186.95)、ユーロ円は2円80銭(151.38~148.17)と通常より動きの荒いマーケットとなっている。圧巻は、29日のポンド円で、195.45~186.96の8円50銭(4.3%)もの値動きを示した。

しかし、当局の真の心配は、「金融機関の資金繰り」で、最近のM&Aがらみの話は、資金繰りに支障をきたした金融機関への救済である。

昨30日は月末で四半期末。12月末、3月末と並び、金融機関の資金需要がもっとも強い日である。昨日のロンドン市場では、ドルの銀行間預金市場で、30日~10月1日のオーバーナイトものの金利が一時は、年率で42%を付けたとのこと。

FRBの金利目標値は、2%であるが、実際には欧州でのLIBO(London Interbank Offered Rates)は、このように跳ね上がった。誰もほかの銀行に資金を出さない、出せないのである。これがいわゆる「信用収縮」といわれる現象だ。

私も、ロンドン勤務中の4年間は主に、このドル資金を貸し借りする業務に携わった。70年代半ば、第一次オイルショックのころで、ドル資金を調達するのに、苦労したが、石油ショックが終わり、何とか持ちこたえた。

今回、FRBはこの資金繰りを助けようと、各国中銀とスワップ協定を拡大、ドル資金のアベイラビリィティを高めた背景はここにある。

日銀も白川総裁の23時半(29日)の会見や大量の資金放出をして、市場(銀行)を助けた。まだ、銀行は恵まれているのかも知れない。

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コメント

お久しぶりです。
昨年8月と同じように市場はパニックになっていますね。ここ最近から昨年の問題が一気に露出してきた感じがしますが。

最近LTCMに関する本を読んだのですが、状況が似ているように感じてなりません。
お金を貸し出して蓋を開けたら、目も当てられない状況。
今回のLTCM<>銀行間ではなく銀行<>FRBとなっている構造も皮肉めいた感じがします。

銀行間も囚人のジレンマにはまってしまっているようですね。

投稿: 富田 | 2008年10月 2日 (木) 04時19分

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