エジプトのデモ拡大懸念-ドル円売り―(2)
日本のソブリンリスク格下げにより、27日には、ドル円は83円22銭まで、約1円の円安となったが、ドルロング筋からのドル売りで頭を押さえられた。折から、エジプトにおけるデモの拡大から、主要国の株価が急落、リスク回避のドル買い・円買いが優勢となった。
ドルは、円とスイスフラン以外の欧州通貨及びCADにはドル高となり、オセアニア通貨には、ほぼ横ばいで推移した。ドル円は、82円80銭台で始まり、一時は81円98銭までの円買いが入る場面もあり、格下げによる円安分をはき出した格好となった。今朝は82円フラット近辺からのスタート。
ドルの長期金利が、下落しているのは、エジプト要因によるリスク回避の米国債投資が増加するとの見通しなのだろうか。
米国債利回り
1月28日 1月27日
30年債 4.5362% 4.5681%
10年債 3.3292% 3.3893%
2年債 0.5463% 0.5867%
米国第4四半期 GDP ・速報値が注目された。前期比年率でプラス3.2%は、予想のプラス3.5%は下回ったものの、前期のプラス2.6%は大きく上回っており、悪い数字ではない。しかし、市場は、予想に届かなかったということで、ドル売りで対応した。
今週のドル円も、81円台~83円台のレンジ取引となりそうだが、むしろ円高懸念が強い。本日の注目は、12月PCE デフレーターだが、前月比で大きな変化は、なさそうだ。むしろ個人支出の増加や1月のシカゴ購買部協会景気指数がドルを支えることができるのか?注目は2月4日(金)の米国1月の雇用統計にある。
香川彰男 2011年1月31日、午前7時05分
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