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2011年1月

2011年1月31日 (月)

エジプトのデモ拡大懸念-ドル円売り―(2)

日本のソブリンリスク格下げにより、27日には、ドル円は8322銭まで、約1円の円安となったが、ドルロング筋からのドル売りで頭を押さえられた。折から、エジプトにおけるデモの拡大から、主要国の株価が急落、リスク回避のドル買い・円買いが優勢となった。

ドルは、円とスイスフラン以外の欧州通貨及びCADにはドル高となり、オセアニア通貨には、ほぼ横ばいで推移した。ドル円は、8280銭台で始まり、一時は8198銭までの円買いが入る場面もあり、格下げによる円安分をはき出した格好となった。今朝は82円フラット近辺からのスタート。

ドルの長期金利が、下落しているのは、エジプト要因によるリスク回避の米国債投資が増加するとの見通しなのだろうか。

          米国債利回り

          128       127

30年債   4.5362       4.5681

10年債   3.3292       3.3893

2年債   0.5463       0.5867

米国第4四半期 GDP ・速報値が注目された。前期比年率でプラス3.2%は、予想のプラス3.5%は下回ったものの、前期のプラス2.6%は大きく上回っており、悪い数字ではない。しかし、市場は、予想に届かなかったということで、ドル売りで対応した。

今週のドル円も、81円台~83円台のレンジ取引となりそうだが、むしろ円高懸念が強い。本日の注目は、12PCE デフレーターだが、前月比で大きな変化は、なさそうだ。むしろ個人支出の増加や1月のシカゴ購買部協会景気指数がドルを支えることができるのか?注目は24日(金)の米国1月の雇用統計にある。

香川彰男 2011131日、午前705

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エジプトのデモ拡大懸念-ドル円売り―(1)

27日の,スタンダード・アンド・プアーズによる日本のソブリンリスクの格下げで27日は83円台へと円安になった。

28日(金)には、エジプトにおけるデモの拡大,月末を控えた利食いのドル売り等、他の要因による円買いが優勢となった。

スエズ運河を有するエジプトの騒乱で、中東産油国への混乱が拡大するかどうか注目している。

日本市場がクローズ後、ドル、円、スイスフラン、他の欧州通貨、CADオセアニア通貨等について(2)を配信します

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2011年1月28日 (金)

S&P、日本の格付けを不意打ちー円売り優勢―(2)

日本のソブリン格付が引き下げられること自体、驚きではない。日本のファンダメンタルズから見たら、円高になるわけはない。ただし、ドルにも不安があり、ユーロも債務国問題を引きずっており、消去法から円が買われていた。市場はおそらく、円のロングポジションが優勢であっただろう。一時は、ストップによる円買いで市場はパニックとなった。しかし、これまでのドルショート・円ロングは切れておらず、ドルの下落場面では買い戻しが入るだろう。

ドル円での円売りが、ユーロ円やポンド円といったクロス円でも円売りを巻き込み、ユーロ円が11402銭付近、ポンド円が、13270銭付近と、それぞれ朝方の11270銭及び13080銭から大幅に円安となった。この動きに伴い、ユーロやポンドも、対ドルでは強含みに推移した。

ニューヨーク時間になって、米国耐久財受注と先週までの新規失業保険申請件数が弱く、今度はドル円でもドル売りが優勢になるといった展開。なかなか一筋縄では、ドル高に持っていけないもどかしさが感じられた。

ニューヨーク時間では、ドル高一服となったが、問題は日本の格下げが「一過性のもの」なのか、或いは、今回の円安をきっかけに、日本の株式も上昇して来るのかどうかであろう。日本の株式市場が、最近のNYダウ並みに上昇してくると、リスク選好の円売りが入りやすいが、株式市場への影響は限定的か?もう一つの、大手格付け機関ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、日本の格付を「Aa2」に据え置き、見通しを「安定的」としてきたことから、 S&P による昨日のショックは、どちらかといえば、「一時的」なものといえる。しかし、膠着状態にあったドル円に、大きな刺激を与えてくれたことは確かだろう。今後は、円高一辺倒の相場感が見直される機会になるものと思っている。

香川彰男 2011128日、午前700

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S&P、日本の格付けを不意打ちー円売り優勢―(1)

東京時間、午後445分頃、格付け機関スタンダード・アンド・プアーズが日本のソブリン格付を引き下げてきた。日本国債の格付は、 S&Pは、これまで上から4番目に当たる AAだったが、AA-に1段階引き下げられた。

市場は不意打ちを食らい、それまで,8215銭付近にとどまっていたドル円は、一気に83円台まで急騰した。8322銭の高値を付けたあとは、日本の輸出筋や慌てでドル買いに走ったドルロング筋からのドル売り円買いが入り、82円台後半と83円台前半攻防となった。今朝は、8290銭で推移。

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2011年1月27日 (木)

為替速報 2011年1月27日16:58

S&P

日本のソブリン格付けを「 AA-」に格下げ。

ドル円83円台へ

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ユーロ上昇に重石・FOMCには安堵感―(2)

EFSF債には、ロシアも含め、50億ユーロの発行に445億ユーロの応札があった模様。今月は中国もスペイン国債の購入に動いており、アジアからのユーロ支援姿勢がユーロをサポートしている。しかし、ユーロ圏重債務国とドイツ国債の利回り格差は拡大しており、ユーロ圏内の経済状況は、むしろ深刻だ。

        10年債利回り、 ドイツ国債との利回り格差

ポルトガル:  6.83%        3.91

スペイン:   5.34%        2.42

ギリシャ:   11.38%       8.46% 

BOEの議事録が発表され、6対2対1で政策金利は0.5%,資産購入規模は2000億ポンドと現状維持で決定された。しかし、0.25%の利上げに、従来から孤軍奮闘していたセンタンス委員に加え、ウィール委員が加わったことで「利上げ派」が2名となったことがポンドを支えた。今朝は1.5900付近。

オバマ大統領からは、一般教書が発表された。支出の一部(安全保障関係の支出を除く支出)を5年間凍結するとの内容が強調され、若干ドル売りに傾く動きも見られた。しかし、同時に法人税引き下げの必要性も訴えており、これは米国債券利回りの上昇に繋がり、ドル高要因といえる。市場は、一昨日から報道されている「支出の削減」を先取りした。

ドル円は、8220銭台に始まり、一時8199銭を付けたものの、ニューヨーク時間には、米国12月の新築住宅販売件数が、前月比17.5%の伸びを示したことから、一時は8230銭台にあげてきた。82円フラット付近には、本邦資本筋のドル買いが連日観測されており、昨日も82円付近はサポートされた。

今朝東京時間415分に発表されたFOMCでは、新規メンバーでも全員一致で金融緩和に反対票はなかった。市場に安堵感が広がったが、ドル金利は低下傾向で、為替市場では短期的にドル売り要因を提供したが、中長期的には、ドルの安定要因になると思っている。

香川彰男、2011127日、午前700

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ユーロ上昇に重石・FOMCには安堵感

一昨日の欧州金融安定ファシリティー債(EFSF債)50億ユーロの発行が好調だったことからユーロが堅調に推移していた。日本政府も2割程度の購入を行った模様だ。ユーロドルは一時、1.3722と昨年1122日以来の高値まで上昇したが、さすがに高値警戒感や利食いの売りに1.36台に押されてきた。今朝は1.3690台。

今朝東京時間415分に発表されたFOMCでは、新規メンバーでも全員一致で金融緩和に反対票はなかった。市場に安堵感が広がったが、ドル金利は低下傾向で、為替市場では短期的にドル売り要因を提供したが、中長期的には、ドルの安定要因になると思っている。

続き(2)は日本市場がクローズ後、配信します

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2011年1月26日 (水)

全般的にドル安の中、目立つポンドの下落―(2)

モスクワ空港での、自爆テロ事件によりリスク回避的な米国債に購入意欲がましたようで、米長期金利が低下、ドル円でも、ドル売り要因となった。但し、米国1月の消費者信頼感指数が大きく予想を上回り、一時、米10年債が3.4%台に上昇、ドル円は8265銭付近まで上昇したが、終値にかけては弱含んだ。

ユーロには、昨日発行した欧州金融安定システム債(EFSF 債)、5年債50億ユーロの売れ行きが好調で、一時は1.37台(昨年1122日以来)を付ける場面もあった。日本も2割程度の購入に踏み切るようだ。合計265億ユーロまでの発行を計画しており、ユーロ買いドル売りに繋がるか?一つの要因になる。

昨日の日中は、米国債利回りの低下が観測された。本日、午前11時には、オバマ大統領による一般教書の演説があり、財政再建のため、向こう5年間の一部予算を凍結するとの観測報道も出てきており、今度は米国長期金利が低下するといった見方から、ドル売りが入ってきている。ただし、法人税の引き下げに言及すると今度は金利高がドルを支える動きとなりうる。

欧州通貨が大きく動く中、ドル円はといえば、8260銭台から8198銭までの動きに終始した。日銀は、金融政策決定会合の結果を発表したが、政策金利はゼロ~0.1%と変わらず、市場への影響力はなかった。むしろニューヨーク後半になって、オバマ期待から米債利回りが低下したこと米ドル売りが優勢となった。

米国11月のケースシラー住宅価格指数が注目されたが、前月比マイナス1.6%は予想通りであった。米国11月の消費者信頼感指数が、予想(54.3)を大きく上回る60.6と発表されることでドルが買われてきた。

本日は、米国12月新築住宅販売件数とFOMC に注目が行く。そろそろ週末の米国第4四半期 GDP の速報値を睨んだ動きとなりそうだ。ドルは戻り売りかもしれないと考えるようになってきた。

香川彰男、2011126日、午前650

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全般的にドル安の中、目立つポンドの下落―(1)

英国第4四半期 GDP 速報値が、前期比マイナス0.5%と予想のプラス0.5%及び前期のプラス0.7%を大きく下回ったことからポンドが大きく売られた。

ポンド円が、朝方の132円から一時は、130円割れとなるような下落が、クロス円や、ドル円での円買いを主導した。

  続きの(2)は日本市場がクローズ後、配信します

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2011年1月25日 (火)

ユーロは乱高下―(2)

アイルランドの連立内閣で、23日に緑の党が連立離脱を表明したようだ。アイルランドは IMF からの融資条件として、予算関連法案を成立させることになっていたようで、連立内閣が崩壊することになると、 EU 内の債務国問題がまた新たに浮上してくる可能性もある。モスクワの空港で自爆テロが起きたようで、スイスフラン買いを通じて、ユーロの頭を重くしている。

ドル円はといえば、対ユーロでのドル買いや日経平均の上昇が円売り要因となっている。しかし83円台には、本邦輸出筋からのドル売りも控えているようで、8290銭台からなかなか高値には行きにくい。200時間移動平均線(MA)のある、8325銭を上回ってくると、上値狙いもできそうだ。トルシエ発言から、ドル売りユーロ買いが入り、一時は8230銭まで弱含みとなる場面もあった。

ポンドドルにポンド売りが入ってきたのは、本日発表される英国第4四半期 GDP 速報値が、前期比プラス0.5%程度で、前期のプラス0.7%から落ち込むとの予想を先取りした動きだろう。BOEは年内の利上げを考えているようだ。しかし、利上げを先取りしたポンドは、今の時点では、時期尚早だろう。

本日は、ニューヨーク時間には,23時には、米国11月ケースシラー住宅価格指数が発表となる。前年比で、マイナス1.60%と10月のマイナス0.80%から弱含みとなる予想が来ている。24時には、米国1月の消費者信頼感指数が発表される。予想は54.3と、12月の52.5を上回りそうだ。しかし、同時に発表される11月住宅価格指数い、1月のリッチモンド連銀製造業指数は、いずれも弱い数字が発表されそうだ。ドルロングは少し危険なような気がする。Buy on dips(下がったところのドル買い) 作戦がよさそうだ。

香川彰男 2011125日、午前705

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ユーロは乱高下―(1)

アジア時間のユーロには、予想通り高値警戒感からユーロ売りドル買いが入ってきた。昨日の早朝に1.3641と昨年1120日以来のユーロ高となったが、ポジション調整や利食いのユーロ売りが優勢で1.3540付近まで売られる場面もあった。

欧州時間に,トリシェ ECB 総裁発言からECBによる利上げ観測が出てきたことで、ユーロドルに再び買い意欲が広がり、今朝は1.3640台まで上昇してきた。

市場は、週末の米国第4四半期 GDP の上昇やミシガン大学消費者信頼感指数の改善を見込んでおり、今週の終値では、ドル高となりそうだ。

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2011年1月24日 (月)

リスク選好のドル売り優勢・目立つユーロ買い―(2)

EU 圏では、欧州金融安定ファシリティ(EFSF)を利用し、域内財政難諸国の国債を買い取る計画が浮上、これでユーロ買いの動きも出てきた。債券市場の安定化策を探る動きは,サルコジとスペインのサパテロとの欧州における「経済統治機関の設立」にまで合意されているようだ。

更に、ドイツからは、ギリシャの債務返済に支援は不要との見方が表明されユーロの支援材料となった。このドイツ政府の見解には、ユーロ圏市場を落ち着かせる意図も感じられる。ユーロ圏におけるドイツの本音には、今週も要注意だろう。

米中首脳会談が終了したことで、このところの高値を更新していた人民元の動きにも注目している。おそらく、対ドルで、人民元安の方向に誘導するのではないだろうか?となると円高にも、82円付近でドル円の下値の限界が出てきそうだ。

今週の経済指標としては、明日25日の米11月ケースシラー住宅価格指数が弱含みそうだ。この日は、オバマ大統領から一般教書も発表される。

26日(水)の米12月新築住宅販売件数も注目している。こちらは前月比で微増の予想だが、数字によってはドルをサポートしそうだ。

28日(金)に発表される米国第4四半期 GDP 速報値には世界中が注目する。第3四半期のプラス2.6%(前期比年率)から、今回はプラス3.6%程度の改善が予想されており、ドルのサポート要因になりうる。同日のミシガン大学消費者信頼感指数も堅調そうだ。

香川彰男、2011124日、午前645

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リスク選好のドル売り優勢・目立つユーロ買い(1)

先週20日に発表された, 米国12月の中古住宅販売件数が528万件と、予想を大きく上回り、週末のNYダウがプラス49ドルと上昇してきたことから, リスク選好のドル売りが優勢となった。アジア時間では、上海株式市場が堅調に推移したことで、やはりリスク選好の気運が高まり、ドル売り円買いが入りやすい動きとなった。ユーロドルは朝方の1.3470台から、2ヶ月ぶりの高値となる1.3640台まで上昇してきた。

ドル円は、83円台はすでに輸出企業からのドル売り意欲が出るようで、日経平均の下落にともなう円買いが優勢な展開。今朝は8260銭付近で推移。

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2011年1月21日 (金)

中国・米国経済指標好調で、ドル買いを後押し―つづき

特に前日まで上昇が目覚ましかったユーロに売りが入り、対ユーロでのドル買いが、全体のドル買いを主導した。しかし欧州時間になって、ユーロにも押し目買いが入るといった動きも見られた。背景には、中国の消費者物価指数が注目されたが、事前予想が高かったこと、及び12月の数字が11月を下回ってきたことから、リスク回避のドル買い傾向がやや緩んだものとみている。

中国の第4四半期 GDP はプラス9.8%となり、2010年年間ベースの経済成長率はプラス10.3%。中国が日本を抜いて、世界第2の経済大国となった模様だ。特にインフレ懸念から、消費者物価指数が注目されたが、12月は、前年比プラス4.6%と11月の5.1%よりは低下した。しかし、中国当局が金融を更に引き締めるのではないかとの見方から、上海株式指数は、3.29%もの下落を示したことが、日経平均もマイナス119円と最近では大幅な下落となった。

ドル買いはニューヨーク時間も続き、失業保険申請件数が改善したことから、ようやく8270銭台まで上昇した。ユーロ債務国懸念が後退している中で(1.3420付近まで下落していた)ユーロドルも、1.35をつける場面もあったが、やはり戻り売りが優勢だった。

24時に発表された12月中古住宅販売件数は、528万件と11月の修正件数である470万件及び予想の490万件を大きく上回り、ドル円は83円台までドル買いを加速した。

1月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想の22.0を若干下回る19.3であったが米国経済は、堅調に推移しているようだ。

この動き、果してニューヨーク株価の上昇に繋がり、リスクオフのドル売り要因となってしまうのか?或いは、理論通りのドル買い要因として作用するのか、市場がどのように解釈するのか、今後の市場を予測するに重要な動きとなろう。昨日の NY ダウは、下げ幅を縮小したが、マイナス2.49ドルの11822ドルで終了してきた。

香川彰男 2011121日、午前700

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中国・米国経済指標好調で、ドル買いを後押し

アジア時間では、中国の経済指標が注目された。概ね好調な経済指標を受けて、中国当局は早晩、さらなる金融引き締めに動くとの見方が台頭した。

上海や日本の株式市場が下落。市場は、円買い及びリスク回避のドル買いで対応した。

24時に発表された12月中古住宅販売件数は、528万件と11月の修正件数である470万件及び予想の490万件を大きく上回り、ドル円は83円台までドル買いを加速した。

1月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想の22.0を若干下回る19.3であったが米国経済は、堅調に推移しているようだ。

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2011年1月20日 (木)

ユーロが抱える問題点に注目―つづき

ユーロにも問題はある。

1.      フィッチ・レーティングスがギリシャの格付を BB+に位置付けたことで、ムーディーズ・ S P と大手格付け機関は、そろってギリシャ国債をジャンクレベル扱いに並んだ。

2.      ギリシャの債務再編または返済繰り延べが観測されだした。

3.      アイルランドの国内銀行において、ECBからの借り入れ担保がそこをついてきており、アイルランド中銀に特別融資を申請しているらしい。

4.      欧州金融安定システム(EFSF)資金量拡大は、今週初の欧州財務相会談でも、決まらなかった。特にドイツの反対目立ったようで、各国の足並みがそろっていない。

いつまでもユーロが上がり続けると思わないし、最近のユーロの上昇は、むしろ異常のように思っている。さらにユーロ上昇の場面があっても、そろそろ「売りゾーン」に入ってきているのではないだろうか? ユーロドルは、昨日の高値1.3539から今朝は、1.3460台に落ちてきている。

米国12月住宅着工件数が注目された。結果は529万件と予想の55万件を下回った。昨日は、米中首脳会談が注目された。オバマ大統領からは、通貨問題及び通商問題が取上げられた。中国からは、ボーイング200機(450億円相当)の購入が提案され、問題は先送りされたようだ。中国のこと、米中首脳会談が終了すれば、人民元安となり、ドル円相場にも影響が及ぶだろう。

本日は、11時に中国の GDP を始めとする経済指標が発表される。いよいよ日本が、 GDP 世界第2位の地位を失うのか、数字面で確認される。

香川彰男 2011120日、午前645

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ユーロが抱える問題点に注目

ユーロドルは2ヶ月ぶりに1.35台乗せ、AUDドルはパリティを上回ってきた。

ドル円は、一時、82円を割り込む等、全般的にはドル売りの流れ。

中心は、ユーロドルでのドル売りが、全体のドル売りを主導している。ドル円の82円フラットには、オプションがらみの「ドル防戦買い」が入っていたようだ。一度、81円台に入ったことでドルの売り方には、目標達成感が出た。その後は82円台前半を中心とした動きであった。日本の機関投資家にも82円フラットレベルは、ドル買いの意欲があるようだ。

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2011年1月19日 (水)

依然としてユーロの動きが中心課題―つづき

しかし、EFSF(欧州金融安定化システム)の拡大策には、結論に至らなかったようだ。ユンカー欧州議会議長も、債務危機の解決策では、欧州財務相会談では意見の一致が見られない、とのコメントを寄せてきた。オランダ財務相からも、 EU 財務相会談は救済基金の支援拡大を拒否したとの談話も発表さされた。この点は今後もユーロを巡る大きな要因として、残ることになる。

米国からは、シティグループの決算が、予想を下回り、このところ低迷していた上海株式も上昇の気配を見せ、日経平均もやや堅調に推移したことから、リスク選好の動きで「ドル売り」が優勢な展開となった。ドル円も8230銭台を下値にやや上昇の兆しもみせたが、上値は8280銭台で押さえられるという、どうにも動きの鈍い展開となった。

さて本日の注目材料は、米国12月の住宅着工件数にあり、11月の555万件から、55万件程度若干の下落が予想されているのは、ドルにとって少し心配材料だろう。

昨日対ドルで、1.60を一時付けてきたポンドドルや、1.00をかいま見たAUDドルがどういった動きを示すか、本日の興味は尽きない。それにしてもドル円の動きは低迷しており、すでに83円台は、重くなってきている。ドル円の下値も限定的ながら上値も硬直性が強い。いつまでも、この狭いレンジの中に、とどまるわけはないが、ドル円が世界の為替市場をリードする時代は、今のところ後退している。

香川彰男 2011119日、午前700

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依然としてユーロの動きが中心課題

ユーロ財務相会談でユーロ救済基金の拡大が決まらず,不透明感が出てきた.

ユーロドルは1.3250台まで売り込まれた。一方、ロシアがスペイン国債の購入を再開する可能性に言及したことから、ユーロドルが一転、1.3465付近まで上昇するという荒っぽい相場。

ドイツ1月の ZEW景況感調査がプラス15.4と、前月の4.3を大きく上回ってきた。ユーロ圏1月の ZEW25.4と、12月の15.5を凌駕してきたで、ユーロサポート要因となった。

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2011年1月18日 (火)

欧州金融安定ファシリティをめぐる意見相違が浮上

ニューヨーク市場が、キング牧師の誕生日で休日。

欧州財務相会談における欧州金融救済基金の増額について、ドイツの対応が注目された。

全般的に動きの少ない市場かと思われたが、ユーロの下落は、予想以上に大幅なものとなった。

先週のユーロドルは、1.29701.3450へと3.7%もの大幅上昇を示したことで、ユーロショートのポジションが切られ、さらにユーロロングポジションも出てきたのかもしれない。

NY休日で、動きは少ないと思われたが、やはりユーロについては、売り優勢の展開となった。

ユーロドルは、一時は、1.34台を見たが、欧州時間には、1.3240台まで大幅な下落となった。今朝は1.328ドル台。

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2011年1月17日 (月)

ユーロ:NY終値は日中高値から下落―つづき

ユーロ堅調の背景には:

1.      先週、注目されたポルトガル、スペイン及びイタリアの国債入札が、順調に消化されたことで、ユーロ圏における債務問題への懸念が後退した。

2.      13日(木)には、ECBのトリシェ総裁から「インフレには短期的な上向きの兆候が見られる。」とインフレの可能性について言及されたこと。

3.      11日には、日本の野田財務相からもEU債券の購入で支援の表明がなされたこと。

4.      昨年度スイス中銀の市場介入による為替評価損が、2兆2千億円に上るとの発表で、ユーロスイスでスイスフラン売り・ユーロ買いが優勢となったこと、などの要因が挙げられよう。

一方、ユーロに悪い要因として、格付け機関フィッチが、ギリシャの格付を BBB―からジャンク債並み(BB+)に引き下げてきている。ギリシャは18日に3ヶ月物 TB5億ユーロの発行を予定している。期間が3ヶ月と短期であること,金額的にも大きな不安はないと思うが、仮に資金調達が滞るようなことになると、ユーロが売られる場面もありそうだ。ユーロドルが1.34台ミドルに到達したこと。1.35に来れば、ユーロロングからの利食い売りや新たなユーロ売りもう入ってくるのではないかと想像する。

ドル円は、ユーロ円が11090銭台まで上昇したところで、83円台にのせる場面もあったが、ドルの上値は重い。14日,中国が預金準備率を0.5%引き上げてきたところで、円買いの動きも見られたが、下値は8240銭付近からは、逆にドル買いの意欲もみられた。今週も82円~84円のレンジの中での動きとなりそうだ。

本日は、米国が、キング牧師誕生日の休場となる。市場は比較的静かだろう。市場のセンチメントは, 全体的には10日の地区連銀経済報告(ベージュブック)に見られるように、堅調さを保ちそうだ。株価の回復基調と合わせて、リスク選好の円売り基調がとなりそうだ。しかし、19日には、米中首脳会談も予定されており、それまでは、円安には行きにくい。

香川彰男 2011117日午前700

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ユーロ:NY終値は日中高値から下落

先週は、ユーロの上昇が目覚ましく、週間ベースでは3.7%の上昇(1.29701.3450)と、093月以来の大幅な上昇となった。一時は、1.34ミドルにまで上昇した。達成感も出たようで、 NYの終値では1.3370までの調整が見られた。

ユーロドルが1.34台ミドルに到達し、達成感も出ていること。仮に1.35に来れば、ユーロロングからの利食い売りや新たなユーロ売りもう入ってくるのではないかと想像する。

ユーロ堅調の背景には:・・・ 

                続きは午後配信予定

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2011年1月14日 (金)

欧州の財政懸念が後退―ユーロ買い― 朝のつづき

ジョイブレドイツ財務相からは、規模拡大についての議論は「時期尚早」との意見が示され、今後もこの問題は揺れ動きそうだ。

16日には、中国がスペイン国債を60億ユーロ購入するとの意志表示を行った。この時のユーロドルは、1.31前半であった。11日には、日本もアイルランド国債の購入に前向きな姿勢を示したことから、10日につけた1.2860を安値に市場のセンチメントがユーロ買いに変わってきた。昨日は、1.30881.3383300ポイントも上昇してきた。市場は、余程のユーロショートポジションが積み上がっていたようで、ストップロスがユーロを押し上げた。

一昨日のポルトガルの起債は、成功裏に終わった。昨日のスペインの入札は、2.1倍と、前回の1.6倍を上回り、落札利回りは、4.542%と前回の3.576%を上回ったが、特に問題なく受け入れられた。イタリアも5年物及び15年物でそれぞれ30億ユーロずつ計60億を無難に調達した。

しかし、今年の第1四半期は、スペイン・ポルトガルとも大量の国債償還を迎えており、今回は成功したとはいえ、将来の予断は許されない。

おそらく、ストップロスが一巡すれば、ユーロドルは、200時間線の1.31割れに戻ってくるのではないかと思っている。

ドル円も、予想ドル高であったが、ユーロドルでのドル売りに押されて82円台後半での推移となった。相変わらず,市場のマジョリティが予想する方向には、なかなか行きにくい。

香川彰男 2011114日、午前700

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欧州の財政懸念が後退―ユーロ買い

ユーロ上昇に歯止めがかからない。

昨日は、スペイン国債とイタリア国債の入札が注目されたが、入札結果は「良好」といえる。EU には、昨年5月に合意された欧州金融安定システム(EFSF)の基金7500億ユーロの増額を巡って、ドイツ・フランスが反対していたが、昨日になって、ドイツのメルケル首相から資金量拡大を容認する可能性を示唆ことから、ユーロがサポートされる要因となったのかもしれない。

バーナンキ議長は、久しぶりに登場し、米国経済のデフレリスクは後退、最近の米債利回りの堅調さは、FRBによる積極的な緩和政策により、経済見通しが改善している、との見方を披露した。その通りであるが、ドルの強さはなかなか戻ってこないとの印象を持っている。

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2011年1月13日 (木)

ポルトガルの国債入札が堅調で、ユーロ買いが進展―つづき

19時半頃に、ポルトガル国債の入札結果が判明した。10年債には、入札倍率は、3.2倍と、前回の2.1倍を上回り、平均利回りも6.716%と、前回の6.806%を下回ってきた。10年債・4年債併せて、124900万ユーロを調達、結果は好調と言えた。今回は好調な結果となったが、ポルトガルは今年さらに同規模の調達をあと15回程度行わねばならず,1回の成功で安心感を持つのは尚早であろう。本日はスペインとイタリアの入札があり、これらにも最大限の注目が注がれそうだ。ユーロドル1.31台は、200時間線が1.3134。この辺は売りレベルかもしれない。

2013年に創設が予定されているESM(欧州安定化メカニズム)であるが、通信社の報道では、欧州委員会は金融機関からの課税で500億ユーロ(54000億円)の調達を検討しているとのこと。このような報道が、債務国問題を抱えるユーロのサポート要因になっているのかもしれない。

これまで甚大な洪水の被害が伝えられているAUDにも値頃感から、AUDドルには、0.9820から、今朝は0.9950と意外な上申を見せた。AUD円も8170銭台から今朝は8250銭台まで上げてきた。今後も洪水の被害は拡大するようであるが、日本の為替証拠金からのAUD買いがAUDを支えたようだ。豪州の11月の住宅ローン件数が、前月比プラス2.5%と10月のプラス1.9%から改善してきたこともAUD買いをサポートした。

今朝、未明にされたベージュブック(米国地区連銀経済報告)は全12区で経済活動は改善、全地区で雇用の水準も上向いた。不動産市場だけは低迷、製造業については、一段と明るい見通しが発表された。

香川彰男、2011113日、午前650

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ポルトガルの国債入札が堅調で、ユーロ買いが進展―(1)

昨年来、市場はユーロの動向にナーバスになってきている。6日には、中国のスペインの公共債を60億ドル購入するとの報道があったが,一昨日には、今度は日本がアイルランド国債の購入に乗り出すとの野田財務相発言でユーロの下落に歯止めがかかってきた。

日本時間19時に発表されたユーロ圏11月の鉱工業生産指数が前月比プラス1.2%と10月のプラス0.7%を、上回ってきたことも、ユーロをサポートしたようだ。ドイツからも、2010年の GDP 伸び率は、プラス3.6%と東西統一後の最高水準となった。

                続きは午後、配信予定

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2011年1月12日 (水)

日本,アイルランド支援の国債購入を検討ーユーロ堅調―つづき

野田外務相発言を受けて、ユーロドルが1.29ミドルから1.2991まで上昇したが、やはり上値は限界的であった。しかしユーロドルは、1.29台を維持しており、ECBや日本からのサポートが効いている。

ECBは、昨日、ポルトガル・アイルランド・ギリシャ国債の購入に踏み切った。これにより、スペイン、イタリア、ポルトガル国債の対ドイツ国債に対するスプレッドが縮小していることも、為替市場におけるユーロをサポートする動きに結びついている。

しかし、意外な伏兵が現れた。今度はベルギー国債の対ドイツ10年債利回り格差は過去最大となったことから、ユーロドルは、1.2915付近へ弱含むという動きは、「ユーロ弱含み」を予想してはいたが、その要因には意外な感じがした。

オーストラリアでは、洪水が容易に収まりそうもないこと、豪州も11月貿易収支が予想より弱かったことから、引き続きAUDが売られる展開となった。

ドル円は、82円後半から83円前半の動きで大きな変化は見られなかったが、それでも今朝は、83円20銭台で、ドルがやや堅調な動き。ユーロドルの上値も限定的であったが、ドル円の下値にも底堅さを感じる。

ユーロドルは上値が重いと見るべきとは思うが、下値が堅いとみる見方も出てきているようで、1.29前半にはポジション調整や、利食いのユーロ買いを見られる。

本日はユーロ圏11月鉱工業生産指数が発表される。10月(+0.7%)比、若干弱い+0.5%程度が予想されている。米国時間では、日付が変わって東京時間午前4時になるが、地区連銀経済報告が発表される。概ね経済は、改善の方向に向かっているとの発表になりそうだ。

香川彰男、2011112日、午前715

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日本,アイルランド支援の国債購入を検討ーユーロ堅調

ユーロ圏の債務国起債ラッシュが今秋続いている。ECBは、前日に続き、連日の国債購入で何とか財務危機外相に躍起となっている。驚いたことに、日本もアイルランド支援のための国債購入を検討しているとのコメントが野田財務相より表明された。起債の2割程度を外貨準備で購入する意向とのことで、「検討段階」は終了しているようだ。

ECBは、昨日、ポルトガル・アイルランド・ギリシャ国債の購入に踏み切った。これにより、スペイン、イタリア、ポルトガル国債の対ドイツ国債に対するスプレッドが縮小していることも、為替市場におけるユーロをサポートする動きに結びついている。

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2011年1月11日 (火)

ユーロは反発するも、ポルトガル懸念は強い--つづき

先週末,米国12月の雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)がプラス103000人と予想の15万人を下回ったことから、ドルが売られて越週した。しかしこの数字は、悪い数字ではない。5日(水)に発表された米国12月の ADP 全国雇用者数がプラス297000人と予想の10万人を大きく上回ったことから、過大な期待が寄せられていたに過ぎない。

民間企業の給与明細の印刷を代行しているオートマチック・データ・プロセシング社(ADP社)の数字がNFPの根拠になるとは思っていない。しかし市場は、事前にNFPの予測を上方修正し、予想比弱い数字にドル円ではドル売りで反応した。先週末は、ユーロ円では、ユーロ売り円買いの動きが優勢となり、ユーロドルは、1.29付近まで売られた。

昨日のユーロドルは、1.2870台まで売られた後、1.29台ミドルを回復してきた。しかし、ユーロの地合いは弱そうだ。今週は、ポルトガル,スペイン,イタリアの3か国が、国債の入札を予定しており、資金繰りには、苦労しそうだ。ECBは、昨日、ポルトガル国債の購入を行い、ポルトガル債の地合いは改善したものの、ポルトガルがEU/IMFに支援を要請するとの懸念は強い。

現在市場予測でトップにランクされているウエルス・ファーゴ銀行によると、今年のドルは、対ユーロで5%上昇,対円では11%の上昇を予測しているようだ。年末のドル円が8115銭,ユーロドルは1.3380であったことから、単純に計算するとそれぞれ9010銭及び1.2710ということになるが、ユーロドルはもう少し下落しそうだ。

すでに年初からドル円は2.5%、ユーロドルは3.7%ドル高方向に動いており、すんなりとドル高に動くとも思えないが,基本はその方向ではないかと思っている。

オーストラリアドルがクインズランド州の大洪水の影響なのか弱含んでいる。さらに、中国12月の貿易収支は、予想を大きく下回る131億ドル(11月は、プラス228.9億ドル)。今年さらに中国の貿易黒字が減少傾向をたどるとすると、関連の深いオーストラリアに負の影響が及ぶことになりそうだ。胡錦濤の訪米を控えており、すんなりと中国の発表を信用するかどうかは問題だが、豪州中銀は、2月も利上げを見送りそうで、次の利上げは今年の中頃になりそうだ。

                        

香川彰男、2011111日、午前6 50

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ユーロは反発するも、ポルトガル懸念は強い

先週末,米国12月の雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)がプラス103000人と予想の15万人を下回ったことから、ドルが売られて越週した。

昨日のユーロドルは、1.2870台まで売られた後、1.29台ミドルを回復してきた。しかし、ユーロの地合いは弱そうだ。今週は、ポルトガル,スペイン,イタリアの3か国が、国債の入札を予定しており、資金繰りには、苦労しそうだ。ECBは、昨日、ポルトガル国債の購入を行い、ポルトガル債の地合いは改善したものの、ポルトガルがEU/IMFに支援を要請するとの懸念は強い。

               続きは午後、配信予定

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2011年1月 7日 (金)

NPFには依然として不透明感

一昨日の米国12月の ADP 全国雇用者数が、予想の+10万人に対して、+297万人と発表されたことから、本日の米国雇用統計における、非農業部門雇用者数に対する期待が高まった。というより、大方の予想が135万人となっていたが、15万人程度に上方修正する見方も増えてきた。しかし実際のところは、不透明感が強まったとの見方が実際のところであろう。こればかりは、発表を待つしかない。

111日の8024銭と、1215日の8450銭の61.8%フィボナッチは、8288銭。昨日の安値である8288銭に一致しており、このあたりが今のサポートレベルとなりそうだ。

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2011年1月 6日 (木)

好調な米経済指標でドル高―つづき

ADP雇用統計とは、民間企業であるオートマチック・データ・プロセッシング社が請負っている給与明細の数値を毎月発表するものだが、今週末に発表される米国雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)との相関関係が、そう強いものであるとは思っていない。しかし、市場は、週末のNFPの急増を関連付け、ドル買いに安心感が出てきたといえる。

さらに、続いて発表された、12月のISM非製造業景況指数も57.1と前月の55.0より改善してきており、ドル買いをサポートした。

オーストラリアの石炭や小麦の生産地における大洪水を理由に AUD 1週間ぶりの安値となってきており、オセアニア通貨に対しても、ドル買いが優勢であった。

ユーロには、ポルトガル国債の入札には、応募倍率は前回の2.4倍を上回る2.6倍となった。これは良いニュースだが、ギリシャ国債とドイツ国債のスプレッドが過去最大の拡大しているようで、ユーロは弱い。さらに、スイス中銀が流動性供給オペの適格担保として、アイルランド国債を不適格としてきたことは、ユーロにとって、良いニュースとはいえない。スイス中銀は、すでに昨年の4月にギリシャ国債を担保不適格としている。

カンサスシティ連銀のホーニグ総裁から、米経済は深刻な低迷から、目覚ましく回復しているとの発言もあり、米国債10年債利回りは、3.49%(1230日は、3.366%)まで上昇し、ドル買いを後押しした。

今月も継続的にドルが堅調となりそうだが、対円・対ユーロで大きく上昇した後だけに、基調はドル買いながら、利食い値動きには注意をしたい。しかし,日経平均も堅調に推移しそうであり、円買いポジションには、注意が必要。

香川彰男、201116日、午前710

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好調な米経済指標でドル高

米国12月の ADP 雇用統計者数が+297万人と予想の10万人を大きく上回ったことから、ドルが大きく買われた。東京時間のドル円は、8221銭を高値に8190銭付近の攻防であったが、ADPの発表を受けて、ドル円は83円台まで1224日以来のドル高となってきた。ユーロドルが弱含んでおり、東京時間の1.33付近から、今朝は1.3150付近まで、弱含んできている。

ADP雇用統計とは・・・

               続きは午後、配信予定

                香川彰男、201116日、午前710

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2011年1月 5日 (水)

今週は米国雇用関連指標に注目

まだ年初で本格的な動くにはならない。ドル円は、日経平均が169円も上昇したこともあり、円売り優勢の展開となった。

FOMC 議事録(12月14日分)が昨日の未明発表された。

経済の力強さを示す兆候があるにもかかわらず、景気は金融支援が正当化される程弱い状況にある。全般的に金融緩和色が強く、ニューヨーク株価も+20ドルと高値を更新してきた。

週末7日には、12月の雇用統計、特に非農業部門雇用者数(NFP)が注目される。NFP は、前月11月の数字がプラス39万人と低迷したことから、今回は135万人程度の上昇が見込まれている。案外ドルをサポートするのかと思っている。

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2011年1月 4日 (火)

米経済関係要因がNYダウ、ドルをサポート

新年おめでとうございます。2011年の幕開けです。今年もよろしくお願いします。さて、2011年も大きな要因は、2010年から継続している欧州の債務国問題,米国国債の利回り、中国の金融引き締め等が継続した要因になりそうだ。

昨日は、薄商いのなか、ドル円は一時、81円割れもあったが今朝は8170銭台に帰ってきた。米債利回りの低下が反転してきたこと。係争中であった BOAの住宅ローン債券販売で住宅金融公社と和解したことが、材料となってNYダウが、94ドル上昇してきたことが、ドルを支えた。12 ISM 非製造業景況指数が、良好な数字が発表されたこともドルを支えたようだ。ただし、内訳をみると、雇用は弱い。週末も米雇用統計に影響するか不安材料もある。

日本の株式市場にも好影響を与えそうだ。すでに,8170銭台まで回復しているドル円だが、さらに上値を追えるのではないかとみている。

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